日本マイクロソフト株式会社は3月16日、地震の影響で出電力不足が起きていることを受けて、パソコンを節電しながら使用する方法を公開しました。
この緊急事態です、今一度自分のパソコンの設定を見直してみましょう。
停電に備え、節電して Windows PC を使用する方法 – マイクロソフト
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/gg715287
内容
- 一般ユーザー向けの省電力設定
- 中規模、大規模で利用をしているIT担当者向けの省電力設定
- 停電に備えてバックアップを取る方法
以上3つの構成となっています。
Windows XP、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows 7 が対象になっています。
一般ユーザー向けの省電力設定
主に「電源オプション」の設定になります。これは私のブログでも紹介しています。
これはパソコンのパフォーマンスを犠牲にして省エネ状態で動作させる設定です。
パフォーマンスが落ちてしまうので長時間の作業をしている方はあまり効果はないかもしれません。作業効率が下がって長時間パソコンを利用することになり、結果的に消費電力が多くなるからです。
インターネットやメール程度の利用でしたらパフォーマンスの低下はさほど感じられないと思うので、この場合は省電力状態にするといいでしょう。
シャットダウンやスリープにするまでもないけどちょっと席を外す場合、省電力状態にしておけば無駄な電力は使いません。このような時は意識的に省電力モードにしてみてください。
中規模、大規模で利用をしているIT担当者向けの省電力設定
IT担当者向けなので専門的な内容になっています。Windows Server系の設定はここで解説されています。
サーバー系は無闇に弄ると重大な不具合が起きてしまうので注意してください。ITのスペシャリストですから私からは何も言うことないです。
停電に備えてバックアップを取る方法
Windows XP、Windows Vista、Windows 7 などの Windows OSに備わっているバックアップ機能を利用します。
バックアップ【backup】とは、データの複製を事前に作成し、問題が発生したとしても復旧できるよう備えることを言います。データの二重化とも言われます。詳しくはこのブログでも解説しています。(第20回 万が一の事態に備えてバックアップを取ろう!)
バックアップは個々のフォルダ、ライブラリ、ドキュメント、またはドライブ全体を指定できます。バックアップ先は別ドライブやDVDなどの記録メディアが指定できます。
バックアップを取っておけば、記録されているデータが破壊、消失してしまったとしても復元ができるようになります。何かあったときのためにバックアップはしっかり取っておきましょう。
その他の節電方法
パソコンの壁紙を真っ白にしても大して効果はありません。なのでモニター自体の明るさを何段階か暗くしてみましょう。こちらの方が効果的です。
ただし、目を悪くしたり疲れたりしない程度でお願いします。利用に影響が出ない程度でも十分効果はあります。
あとはスクリーンセーバーです。何も操作していない時間が5~10分くらいで起動するようにしておけば丁度よいと思います。モニターの電源もオフにできればもっといいですね。このブログでの解説はこちら→(スクリーンセーバー)
ひとつひとつの効果は微々たるものですが、多くの人が実施すれば大きな効果を生み出します。これを機に、パソコンの節電も心がけてみてください。
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