foobar2000のスキン設定を公開 – 各種設定方法を少し解説


foobar2000はカスタマイズ性の高いオーディオプレイヤーで、私も愛用しているソフトウェアです。
インストール方法や基本的な使い方は以前の記事で解説しています。

foobar2000は初期設定のままだとシンプルで軽量なプレイヤーなので、ここを重視しない場合はWindows Media PlayerやiTunesに劣ります。使いにくいままです。

foobar2000の真価を発揮するにはカスタマイズが必要になります。ただ、カスタマイズにはfoobar専用のプログラミング言語を使うのでちょっと難しいです。なので、最初はすでに出来上がったものから弄ってみるといいでしょう。

今回の記事では私の設定を公開したいと思います。

foobar2000を自分好みのプレイヤーへとカスタマイズするための手助けとなれば幸いです。

前準備

当たり前ですがfoobar2000をインストールしてください。以下の記事で解説しています。
コンポーネントのインストール方法もこちらで確認してください。この記事では解説を省きます。

Columns UIの適用

foobara2000をカスタマイズするに当たって基盤となるコンポーネントがあります。
「Columns UI」というコンポーネントです。

より複雑で高度なカスタマイズを可能にするコンポーネントで、これがないと動作しないコンポーネントもあります。
以下のリンクから「foo_ui_columns.dll」をfoobara2000へインストールしましょう。

Columns UI

▲インストール後、foobar2000を起動すると上のようなウインドウがでます。Columns UIの方を選んで起動してください。

参考サイト

それと以下が参考サイトです。Wikiの熟読は必須ですのでぜひ読んでみてください。

スキンサイト

スキンは色んな場所で公開されています。正直、私のなんかよりかっこいいもの多いのでこちらを適用してもいいです。

特徴・機能解説

▲現在私が利用しているfoobar2000の外見です。何聴いてるの?という突っ込みはなしの方向で(笑

正直言いますと、これはもらい物です。参考にしたサイトがあるのですが、検索しても見つからず。で、キャッシュでサイト画像の名残を見つけたのですが、どうやら閉鎖しているらしく・・・

ということで、これの元は私が作った物ではないことをここで言っておきます。
(結構色んなところで変更は加えてますが)

※2016年8月26日追記:一部コンポーネントの入手が難しくなったため、実装できなくなった機能があります。

特徴

○上部

  • 再生ボタンや各メニューは一番上です。その隣に「シークバー」「音量バー」「検索窓」があります。

○左

  • 左上には「lyric show 3」で歌詞表示が可能です。歌詞自動取得機能付き。
  • 左真ん中では「track info mod」で再生中の曲情報やカバー画像などが表示されます。
  • その下では「channel spectrum panel」でチャンネルごとのスペクトラムアナライザを表示します。
  • 左一番下は「Item properties(Columns UI標準)」で音楽ファイルの情報を参照します。(スペース余った)

○真ん中

  • 真ん中上では「graphical browser」で登録されている音楽のカバー画像を表示します。(アルバム・シングルで分類)
  • 真ん中下では「ELPlaylist」で登録されている曲を全曲表示します。(一応分類はしますが、こちらは全曲単体で表示)

○右

  • 右上では「Playlist Organizer」でプレイリストを作成できます。(2階層まで)
  • 右真ん中では「Music Browser(※)」でアーティスト名、ファイル形式を表示。ダブルクリックで検索も可能です。
  • 右下では「Biography」でアーティストの情報を自動検索し表示します。

※「Music Browse」は開発が停止されて久しく、もう入手が難しくなったので機能から外しました。

大量のCDをパソコンへインポートして音楽を管理している方向け。
「graphical browser」で大きく場所をとっているのは、CDジャケットを多く表示させるためです。100枚~200枚程度なら登録されているCDをぱっと見渡すことができます。また「graphical browser」は固定していないので1列や2列表示にすることも可能です。

2016年8月現在で最新のfoobar2000(ver 1.3.11)にて動作確認。

注意点として、このスキンは1600×900の16:9モニター用となっています。
ご自分の環境に合うようにすることも可能ですが、その場合少々設定を変更する必要があります。
(手を抜いているので・・・)

また、CDをドライブに入れてそこから再生するということは想定していません。あくまでHDD内のデータを参照することしかしません。これらの機能はご自分で追加してください。また、コメント内でご指摘いただきましたが、「graphical browser」は画像埋め込みタイプの音楽ファイルはその画像を表示できないようです。アートワークは必ず外部ファイルより参照します。ご注意ください。

※圧縮ファイルの解凍方法はこちら↓。(7z形式のファイルは「7-zip」というソフトで解凍できます)

コンポーネントと画像のダウンロード

このスキンを動かすには以下のコンポーネントが必要なので全部ダウンロードしてインストールしてください。

  • Panel Stack Splitter(foo_uie_panel_splitter.dll) ・・・ Columns UIのパネルを設置
  • WSH Panel Mod(foo_uie_wsh_panel_mod.dll) ・・・ さらにfoobara2000の機能を拡張するコンポーネント
  • Quick Search Toolbar(foo_quicksearch.dll) ・・・ 楽曲検索パネル
  • lyric show 3(foo_uie_lyrics3.dll) ・・・ 歌詞表示機能
  • track info mod(foo_uie_trackinfo.dll) ・・・ 再生中の曲の情報・ジャケットなどの表示
  • channel spectrum panel(foo_uie_vis_channel_spectrum.dll) ・・・ チャンネルごとのスペアナを表示
  • graphical browser(foo_uie_graphical_browser.dll) ・・・ 登録されている音楽のジャケット画像を一覧表示
  • ELPlaylist(foo_uie_elplaylist.dll) ・・・ 登録されている曲を全曲一覧表示
  • Playlist Organizer(foo_plorg.dll) ・・・ プレイリストの作成
  • Biography(foo_uie_biography.dll) ・・・ アーティストの情報を自動検索
  • Music Browserは開発が止まって入手が難しくなったので本スキンから機能を削除しました。

Playlist Organizer(foo_plorg.dll)のインストールでエラーがでた場合

「Playlist Organizer(foo_plorg.dll)」ですが、これを動作させるためには「Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ」が必要となります。このコンポーネントをインストールして起動した際に「Failed to load DLL: foo_plorg.dll Reason: This component is missing a required dependency, or was made for different version of foobar2000.」というエラー表示がでた場合は Visual C++ が入っていないので下記 Microsoft のページよりインストールしてください。(無償でインストールできます)

画像のダウンロード

このスキンにはいくつか必要な画像ファイルがあるので以下のリンクからダウンロードしてください。
(別に必要ない画像も入ってますが気にしないでください。)

この画像フォルダは「foobar2000をインストールしたディレクトリと同じ階層」へ入れてください。
画像ファイルへのパスが合わずfoobar2000に表示されません。

標準では「C:\Program Files\foobar2000\img」または「C:\Program Files (x86)\foobar2000\img」となります。

別の場所へ保存したい場合はパスの設定を変更してください。

スキンの適用

スキンの設定を記録したファイル(skin.fcl)を上げておきましたので、以下のリンクからダウンロードしてください。
(※Music Browserを削除済みのスキンです。)

Preference

▲foobar2000を起動し、メインメニューから「File」→「Preference」と選択します。


▲クリックで拡大

「Display」の「Columns UI」を選択後、「FCL importing and exporting」の「Import」をクリックし、先ほどダウンロードした「skin.fcl」を指定してインポートしてください。

▲全てのコンポーネントと画像ファイルが揃っていれば以上のように外見が変わります。

カスタマイズ

このスキンは1600×900の16:9モニター用ですので、これ以外のモニターで最大表示するとレイアウトがずれます。
また、基本は最大化して使う設計です。小型モードとかにもなりません。

なので、ご自分の環境に合った設定に変更する場合があります。

track info mod のカスタマイズ

小さくした画面

▲小さくすると、このように「track info mod」の部分が収まりきってません。これを修正してみましょう。
(各領域の境をクリックし続けていると幅を変えることができるので、面倒な方はこれで大半の部分を調整できます。
そもそもカスタマイズが必要なところはここだけです。あとは変更しなくともちゃんと機能します。

track info modの部分を右クリックし「settings」を選択肢してください。設定画面がでます。
ここの値をちょっと変えます。


▲設定画面

$button(0,0,0,0,%_width%,%_height%,,,Activate now playing,)

$imageabs2(250,250,0,0,250,250,25,5,
$if($fileexists($replace(%path%,%filename_ext%,)*.jpg),
$replace(%path%,%filename_ext%,)*.jpg,
img\no_image.jpg),valign-b)

$imageabs2(250,250,0,0,250,250,25,255,
$if($fileexists($replace(%path%,%filename_ext%,)*.jpg),
$replace(%path%,%filename_ext%,)*.jpg,
img\no_image.jpg),rotateflip-6 valign-t)

$imageabs2(250,250,0,0,250,250,25,255,
img\overlay.png,valign-t)

$alignabs(0,270,300,20,center,middle)
$font(メイリオ,9,bold,30-30-30)
[%Title%]

$font(メイリオ,9,,)
$alignabs(0,300,300,20,center,middle)
[%artist%]

$font(メイリオ,9,,)
$alignabs(0,320,300,20,center,middle)
[%album%]

// PerSecond
$font(Cambria,8,,80-80-80)
$alignabs(0,340,300,20,center,middle)
[[%playback_time%' | ']%length%]

$alignabs(0,360,300,20,center,middle)
[%codec% | %__bitrate%kbps[ %codec_profile%] | %samplerate%Hz %channels%]

「$imageabs2」で「画像の表示する位置と大きさ」を決めています。
「img/~」が「参照する画像のパス」です。ここでは相対パスで指定しています。
「$alignabs()」で「曲情報の表示と位置」を決めています。

()内にある各値を変更していくことで大きさと位置を調整することができます。
$font も同じでフォントとその大きさ、文字の太さなどをここで指定できます。

曲情報を表示する関数は[]で指定しています。増やすことも可能です。

特に難しいことを考えなくても、値を変更していけば各項目がどういった指定をしているのか分かると思います。

カスタマイズは「title formatting reference」というfoobar2000専用の言語を用いて行います。Title Formatting Reference の日本語訳されたページがありますので詳しくは以下を参考にしてください。

歌詞機能について

lyric show 3 には歌詞自動取得機能がついているのですが、正直言って取得率微妙です。
所得してくるネット上のデータベースが有料になってしまったことが原因のようです。

なので、自分で作った方が早いかもしれません。

「.lrc」「.txt」などのLyricsファイルを認識します。優先順位はローカル内のファイル→オンラインです。
標準のLyricsファイル保存場所は以下の場所です。

:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\foobar2000\lyrics

ここにタイムタグ付きのLyricsファイルを『歌手名 – 曲名』というファイル名で保存すれば読み込まれます。

歌詞の取得とタイムタグ付きLyricsファイルファイルの作成は以下のソフトを利用すると便利です。

LyricsMaster

LyricsMasterは有名な歌詞取得ソフトです。多くの歌詞データベースサイトにアクセスし、検索したい曲の歌詞を探してきてくれます。取得率はかなり高く大体の歌詞は見つかると思います。

RhythmicaLyrics

LyricsMasterの歌詞所得率は高いため非常に便利なのですが、取得する歌詞はほとんどタイムタグが付いていません。

なので、この「RhythmicaLyrics」というソフトでタイムタグを付けます。歌詞と音楽を読み込んだら、後はタグを付けたい場所でキーを叩くだけでタイムタグが付きます。これで面倒なタグ付けが楽になります。

プレイリストのバックアップ

大量のCDデータを管理する前提で作ったスキンですのでプレイリストのバックアップは大事です。

foobar2000のカスタマイズや、再インストールなどをするとプレイリストが削除されてしまうこともあります。
大量のCDデータの再登録は非常に面倒なのでしっかりバックアップしておきましょう。

バックアップ方法

このスキンではPlaylist Organizerでプレイリストを作成しています。

Playlist Organizerで作成したプレイリストを右クリックし、「Contents」→「Utilities」→「Save as playlist」を選択します。ファイル名と出力先を指定すれば「.fpl」ファイルが作成されバックアップ完了です。

インポートは、「.fpl」ファイルをPlaylist Organizer パネルまでドラッグ&ドロップすればOKです。

注意点として、登録されている曲は「絶対パス」で登録されているため、ファイルを動かしたりドライブ名(ドライブレター)が変わってしまうと正しく読み込めません。

バックアップファイルを適用する場合は以前のフィルダ構成で曲を参照するということを覚えておきましょう。

ブログ内リンク:「C:」や「D:」、ドライブレターを変更する方法

データベースの作成

foobar2000には「Media Library」というデータベース機能が備わっています。
これによってAlbum listなどの機能を有効にし、高速な検索、ファイルの読み取り高速化が可能になります。

メインメニューから「File」→「Preference」と選択し「Media Library」を選択します。

Music Folders

音楽ファイルが置かれたフォルダを指定します。この際、その中にあるサブフォルダも読み込まれます。

「Add」でフォルダを指定ししばらく待ちます。「Status」が「Monitoring」となればデータベースの作成完了です。

File Types

データベースに登録するファイルの拡張子を指定できます。
「Restrict to」で指定した拡張子のみ登録、「Exclude」で指定した拡張子の登録を除外します。

記入例)*.cue;*.flac;*.m4a;*.mp3;*.tak;*.wma;*.tta*.wav

Music Browserについて -ダブルクリック時の動作-

※コンポーネントファイルの入手が難しくなったため、現在この機能は削除しています。

Music Browserはアーティストとファイル形式を表示しています。これをダブルクリックした時の動作を指定できます。

「Media Library」の中にある「Browser」を選択します。「Double Click Action」でクリック時の動作を指定できます。
例えば「Activate browser playlist」はダブルクリック時、検索結果のプレイリストが作成されます。

まとめ

久しぶりに長い記事になりました。

このスキンを使う上での注意点や改造点はこれで大体書いたと思います。CDを大量管理している方はこれで一括管理できるはずです。変更箇所も少しありましたが、基本環境依存しないようにしています。

foobar2000はカスタマイズするとここまで便利に機能を拡張できます。別にこのスキンでなくともよいですが、初めてカスタマイズを始める方は何かスキンを適用してから少しずつ改造していくと、そのうちやり方が分かってくると思います。

Wikiなどを参考に、皆さんも自分だけのプレイヤーを作ってみてはいかがでしょうか。