皆さんは、GoogleやYahoo!Japanが提供する「検索エンジン」を利用して必要な情報を検索していると思います。
複数の検索キーワードの間にスペースを入れると、すべてのキーワードに一致したページを表示する(AND検索)ということは皆さんもご存じかと思いますが、実はそれ以外の検索方法があるのです。
それには「検索演算子」と「特別構文検索」と呼ばれるものを利用します。
これらを利用すると、検索ボックスに入力したキーワードに対してより正確に検索を行うことができるようになり、早く目的の情報を見つけることができるでしょう。
検索演算子を用いて検索をする
検索演算子を用いて検索すると、あるキーワードを除外したり、キーワードと完全一致したもののみ表示したりすることができるようになります。
どうしても求めている情報が見つからない場合は、この検索演算子を用いて検索するといいでしょう。案外簡単に見つかるかもしれません。
検索演算子
検索ボックスに特定の記号を入れながらキーワードを設定すると高度な検索を行うことができます。詳しくはGoogleのヘルプを参照してください。
○Google 検索の基本: その他の検索のヘルプ
http://www.google.com/support/websearch/bin/answer.py?answer=136861
フレーズ検索(””)
検索キーワード(単語)を二重引用符(””)で囲むと、語順を変更せずに検索をします。(例「”パソコン 使い方”」)
特定のウェブサイト内を検索(site:)
キーワードの最後に「site:WebサイトのURL」と入力すると、特定のWebサイトに対して検索結果を表示することができます。
(例「初心者 site:http://https://michisugara.jp/」)
特定のキーワードを除外(-)
キーワードのすぐ前にマイナス記号(-)を付けると、そのキーワードを含むページは検索結果に表示されなくなります。マイナス記号の前にはスペースを入れなくてはいけません。スペースを入れないとマイナス記号はハイフンとして認識します。複数のキーワードを除外できます。(例「Windows -Mac -Linux」)
ワイルドカード検索(*)
検索キーワード内で「*」を指定すると、「*」を任意のキーワードに対するプレースホルダとして解釈し、最適な一致対象が検索されます。
プレースホルダとは、文字列を他の文字列に置換するための代替物のことをいいます。つまり、ワイルドカード検索とは「*」に別の文字が自由に割り当てられて検索されるという検索方法です。検索エンジンは「*」の部分に最適な文字が入るようなページを検索します。
この検索法は、探したいものに対してその一部しか思い出せない場合などに利用すると目的のページが検索されやすくなり便利です。プレースホルダは複数指定できます。(例「パソコン *講座」)
完全一致検索(+)
「+」をキーワードのすぐ前に付けると入力した検索キーワードに正確に一致する検索結果のみが表示されます。「+」の後にはスペースは入れないよう注意してください。
Google検索は文章で検索しても単語ごとに分離して検索する能力を持っています。これでは不便な場合に完全一致検索を行うといいでしょう。1 つのキーワードを二重引用符(””)で囲んでも同じ操作が行われます。(例「+道すがら講堂」)
OR 演算子
いくつかのキーワードのうち、いずれかが一致していればよい場合は、OR演算子を使用します。「OR」はすべて大文字で指定し、ORの前後はスペースを入れる必要があります。例えば、オリンピックについて「1988年」と「1992年」どちらかの情報が欲しい場合は「オリンピック 1988 OR 1992」とすることで指定した年のいずれかの検索結果が表示されます。(例「オリンピック 1988 OR 1992」)
(例外などはGoogleのヘルプを参照してください。)
構文を用いて高度な検索をする
検索エンジンには、ボックスに入力されたキーワードに対してさらに検索結果を絞りたいとき「特別構文検索」と呼ばれる検索ができるよう設計されています。
特別構文をキーワードと共に入力し検索すると、ページタイトルのみに検索対象を絞ったり、指定したサイト内に限った検索を行うことができるようになります。
これらを用いることで高度な検索を行うことができ、より早く目的の情報を得ることができるかもしれません。ぜひ習得してみましょう。
以下、特別構文を紹介します。(※検索キーワードをA,Bとする)
この項目はSEO塾でGoogle対策さんのGoogle検索コマンド – 特別構文検索を参考・引用して作成しました。感謝です。このサイト用に少し文章を弄っています。
intitle:A
ページタイトルにAを含むページを検索します。
intext:A
ページ本文にAを含むページを表示します。HTML文章で言うところの「<body>~</body>」の部分です。
inanchor:A
本文にAというリンク(アンカーテキスト)を含むページを検索します。HTML文章で言うところの「<a href=”URL” >~</a>」の部分です。また、Aでリンクされているページも検索されます。
allintitle:A B
ページタイトルにAとBをの双方を含むページを検索します。AとBの間にはスペースを入れます。
allintext:A B
本文にAとBをの双方を含むページを検索します。AとBの間にはスペースを入れます。
allinanchor:A B
本文にAとB双方を含むリンク(アンカーテキスト)があるページを検索します。AとBの間にはスペースを入れます。
特定のWebサイトに対してAというキーワードを含むページを検索結果として表示します。自分が作成したWebサイトの場合、Googleにインデックスされているページや、順位が確認できます。因みに、URLの「http://」は省略可能です。
site:サイトURL inanchor:A
「site:」と「inanchor:」の複合技。特定のWebサイトに対してAを含むリンク(アンカーテキスト)があるページを検索します。因みに、「site:サイトURL allinanchor:キーワードA キーワードB」という検索式は使えません。
link:ページURL
指定したWebページにリンクしているWebページの検索をします。ただし、リンクのすべては表示されません。
related:ページURL
指定ページに関連・類似しているページの検索をします。
inurl:ページURL
URLの全部または一部に含むページを検索します。他の特別構文とセットで利用可能です。
allinurl:ページURL
URLの全部または一部に含むページを検索します。サイトのインデックスを確認するには、inurl構文よりこちらの方が厳密に確認できます。ただし、他の特別構文とセットで利用することはできません。
info:サイトURL
キャッシュ、関連したページ、リンクしているページ、含むページなど、指定サイトの情報へのリンクを検索結果として表示します。
cache:ページURL
指定したページのキャッシュを表示します。
filetype:拡張子
ファイルの拡張子を含むページを検索します。複数指定できます。
daterange:
指定された日付や期間に、Googleにインデクシングされたページのみを検索します。これは他の特別構文とセットで使わなければいけない構文です。ユリウス暦を用います。
all~とは?
複数の単語を含む連語で検索した場合、Googleは単語ごとで検索をする能力があります。しかし、それでは多くのページが検索されてしまいます。それを避けるには「all~」の検索式を使うことによってより厳密に一致したページを検索できるようになります。
最後に一つ、Yahoo!には「depth:」というコマンドも使用できます。
depth:
検索結果に表示されるページURLに対して、サブディレクトリの最大値を定義するためのコマンドです。「depth:1」などと表記します。この場合は検索されたページより一つ下の階層にあるページも検索対象に含まれます。
intitle構文やinurl構文、マイナス(-)構文と組合わせ使うと効果が高くなります。
「depth:-1」と表記するとトップページのみの検索ができます。「intitle:パソコン depth:-1」と入力すればトップページにパソコンという単語が入っているページのみ表示されます。
以上、「検索演算子」と「特別構文検索」について紹介しました。中々欲しい情報が見つからない場合は、これらを用いるとより早く情報がみつかるかもしれません。ぜひ試してみてください。
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