第2回 OSとは何か、この講座で解説するパソコンのシステムについて

初心者講座ではパソコンについて解説していきますが、ここで書かれている操作等はどんなパソコンにも対応しているわけではなく、少し限定的なものとなっています。「OS」と呼ばれるパソコンを動かすために必須となるソフトウェアがあり、これらOSにはいくつか種類があるからです。

OSの種類によって操作等が異なってきます。そのすべてを解説することはできないので限定的なものとさせていただきました。なので、自分のパソコンがこの講座内容と対応しているかを「OS」の基本を学びながらここで確認します。


パソコンの性能は機器だけで決まらない ~オペレーティングシステムとは~

最近のIT産業は目まぐるしいスピードで進化しています。パソコンも例外ではなく、一年前の最新型が今の型落ちなんてこともざらにあります。それだけ性能が上がるスピードが速いのです。

さて、このパソコンの性能などについてですが、もちろん内蔵されている機器(CPUやメモリなど)で大きく左右されます。しかし、機器以外にも性能を左右する重要なものがあります。それがオペレーティングシステム【Operating System, OS】と呼ばれるソフトウェアです。

オペレーティングシステム (Operating System, OS)

英語の頭文字をとって「OS(オーエス)」と略されるこのソフトウェアですが、厳密な定義をすると難しいお話になるので簡単にご説明します。

パソコン自体はただの機械の固まりです。実はこれだけでは私たち一般人には何の役にも立ちません。パソコンとは、ある命令をされたらそれらを回路内で実行に移し、処理する単なる機械です。そして機械同士ならば回路を繋げてやればそれぞれが何をやっているか機械自身は理解出来ます。

しかし、回路内で何をやっているのか、それを人間が理解するというのは専門家でないと無理です。これではとても市場に出せるものではありません。

そこで開発されたのがOSです。機械が何をやっているのか私たち人間でも理解できるように視覚的にモニターで表示させたり、また一般の方でも機械に命令を出しやすいようにマウスやキーボードなどからの入力をサポートします。

OSの役割

つまりOSとは、専門的な知識を持たなくても私たちが簡単に機械に命令をだしたり、処理された内容を理解できるようにする、言わば人間と機械の橋渡しをするソフトウェアです。

このOSを搭載し、私たちでも簡単に操作できる汎用コンピューターの事を一般にパソコン(パーソナルコンピューター,Personal computer)というのです。

詳しく説明すると・・・

OSはキーボード入力やモニターへの出力といった入出力機能、ディスクやメモリの管理などの基本的な機能を提供し、コンピューターシステム全体を管理するソフトウェアです。パソコンの基本的な機能を制御しているソフトウェアなので「基本ソフトウェア」と呼ばれているソフトウェアの一種に分類されます。

このOSが提供する機能を利用することで、プログラム開発者は一から開発する必要がなく、 基本的にはそのOSが動作するどんなパソコンでも利用できるという利点があります。

用語補足

いきなり色んな用語が出てきて混乱してしまった方もいるかもしれませんが、焦らずにゆっくり理解していってください。
ここでは今後よく出る超基本的な単語をいくつか簡単に補足します。

ダウンロード・アップロード

ネットワーク上にあるデータを自分のパソコンに転送して保存することをダウンロードといいます。逆に、自分のパソコンからネットワーク上にデータを転送することをアップロードといいます。

プログラム

プログラムとは、機械に対する命令(処理)を記述したものです。パソコンはこのプログラムの記述に則って処理を行います。 ここに書かれた通りの処理をするので、間違った記述などがあるとそれも処理し、不具合をだすこともあります。この誤った記述の部分をそのプログラムのバグ (英: bug) といいます。

ソフトウェア

ソフトウェアもほとんどプログラムと同義で、機械に対する命令(処理)を記述したものです。略して「ソフト」ともいいます。ソフトウェアの対義語として「ハードウェア」があります。こちらは実際の機器、DVDを読み込む機械やスピーカーなどの物理的な装置を指します。

プログラムとソフトウェア、具体的に言うとWordとかExcelなどのことを指します。少し難しく書いてありますが、要は実際に仕事をしてくれるものの事です。またアプリケーションという言葉もほぼ同義です。

インストール・アンインストール

ソフトウェアなどをパソコンに導入することを「インストール」といいます。逆にパソコン上から消去することを「アンインストール」といいます。

インストールしたソフトウェアなどは正しくアンインストールしないとパソコンにデータのゴミが残ってしまい、パフォーマンスが落ちてしまうことがあります。

ドライバ

マウスやゲームコントローラー、無線LAN機器、プリンターなど周辺機器を動作させるためのソフトウェアのことを総称してドライバといいます。通常は機器を繋いだ時点で自動的にドライバがインストールされますが、一部はドライバCDや製品を発売したメーカーサイトまで行って手動でインストールを行うこともあります。

周辺機器がうまく動作していない場合は、このドライバに原因があることが多いです。そのときは、ドライバをインストールし直すか、その機器に最適なドライバをメーカーサイトまで行ってダウンロードし、手動でインストールしてください。

パソコンという機器を弄る以上、このような単語は常識として使われます。しかし、第一回の講座でも言った通り無理矢理にでも覚える必要はないです。本当によく使われるのでパソコンを使っていけば絶対にいつかは慣れます。ご自分のペースで習得していってください。

OSの種類

話を戻して今度はOSの種類について解説していきます。

OSにもいくつか種類があり、それぞれが特徴を持っています。ここでは私たちでも入手可能な3つのOSについて簡単に紹介します。

Microsoft Windows

現在最も普及しているOSが、Microsoft(マイクロソフト)が開発しているWindows(ウィンドウズ)です。
1985年11月に初期バージョンであるWindows 1.0がリリースされました。

デスクトップ画面(Windows7)

恐らく周りの方が使用しているOSのほとんどがこのWindowsです。パソコン=Windowsくらいに広まっています。世界中でこのOSが使われているので、周辺機器もWindowsに対応した製品がほとんどです。
そして、このWindowsにもいくつか種類があります。すべては紹介しきれないので有名なものを古い順で以下に示します。年数は発売年です。

  • 1995年 Windows 95
  • 1998年 Windows 98
  • 2000年 Windows 2000
  • 2000年 Windows Millennium Edition (通称Windows ME)
  • 2001年 Windows XP
  • 2003年 Windows Server 2003
  • 2007年 Windows Vista
  • 2008年 Windows Server 2008
  • 2009年 Windows 7
  • 2012年 Windows 8

今でもよく見かけるのはWindows XPくらいまでです。それ以前のバージョンはMicrosoftのサポートが終了したのでもうほとんど見かけません。たまに骨董品みたく残っている場合もありますが、使える状態のものでは無いでしょう。

Windows Server系ですが、これは企業などでサーバー環境を構築したい方向けなので少し特殊です。一般に広まっているのはこれらを除いたXPから7、8までです。現在店頭で置かれているOSは、そのほとんどがWindows 8だと思います。

【重要】このサイトの内容はVista以降対応、XP以下は対応外

このサイトのAboutページにも書きましたが、私はWindows Vista以降のOSを所持しているので、このサイトではVista,7,8というOS環境のもとで解説していきます。なので、これ以外のOSを持っている方は、このサイトで紹介されている操作方法が当てはまらない場合があります。

特にVistaはシステム深部まで大きな変更が加えられたので、XPなどとは操作方法が全く異なる場合があります、注意してください。Windows 7はVistaの後継OSなので操作方法はほとんど一緒です。Windows 8も基本的にWindows 7と操作方法は同じですが、スタート画面等が少し異なります。

Mac OS

Macintosh(マッキントッシュ)、通称Mac(マック)と呼ばれているパソコンに導入されているOSがMac OSです。iPodなどで有名なアップルが開発および販売を行っています。

デスクトップ画面(Mac OS X)

2013年現在ではMac OS X(マック オーエス テン)シリーズが普及しています。
このOSの特徴は、色調管理や画像処理、サウンドなどの技術がWindowsなどと比べて高度であることから、写真やデザインなどの創作分野で大きな力を発揮できることです。研究所などで使われているパソコンもMacが多いです。

その他に、旧OSとの互換性が高く、古いソフトウェアでも動かすことができる(全てではない)、動作が安定している、セキュリティが高いなど多くの利点があります。また、OS切り替えソフト「Boot Camp(ブート キャンプ)」を使えばWindowsを同じパソコン内へ一緒に入れることができ、1つのパソコンで2種類のOSを切り替えることも可能となっています。

また、2011年7月20日には Mac OS X v10.6 の後継として「OS X Lion(オーエス テン ライオン)」も発表されました。

性能面ではWindowsよりも上ではないかと私は思っていますが、Windowsとの互換性があまり無いという問題があります。Macで作ったファイルがWindowsでも開くとは限らないのです。Windowsが広まっている現在、Macで書類などを書いても会社や学校などで処理できないというユーザー方面で問題があるため、創作活動をする会社や個人でのみ普及しているのが現状です。

Linux

Linux(リナックスと呼ぶのが一般的)は、1991年に当時フィンランドのヘルシンキ大学在学中だったリーナス・トーバルズ氏が個人で開発を開始したOSで、フリーで公開された後は全世界のボランティアの開発者によって改良が重ねられ、現在に至ります。

このOSの最大の特徴は、OS自体をユーザーが自由に開発することが出来る点です。自分がいらないと思った機能があるならばそれを無くしたり、使いやすい画面構成にしたりとカスタマイズ性の高いOSといえます。また、変更を加えたLinuxは公開することもできます(ただし、改変・追加した部分はGPLに基づいて無償で公開する義務があります)。

その他に低い性能のコンピューターでも軽快に動作する、ネットワーク機能やセキュリティに優れ非常に安定しているなどの特徴もあります。

カスタマイズ次第では、どのOSにも勝る理想のパソコンができるかもしれませんが、なにせOS自体を弄るので専門的な知識がないと、とてもじゃありませんが使いこなせません。上級者向けのOSといえるでしょう。

Windowsの種類を確認する

上でも書きましたが、私はWindows VistaとWindows 7、Windows 8を所持しているため、それ以外のOSを持っている方はこのサイトで紹介されている操作方法が当てはまらない場合があります。このサイトの情報が自分にとって最適なものであるかどうかを確認するため、自分がどのOS(Windowsの中で)を使用しているのか簡単に判断する方法を紹介します。今回はXP,Vista,7,8の4つを分けてみます。

Windows 7とその他を分ける

まずデスクトップ画面(パソコンを起動して一番最初にでる画面)を見ます。

デスクトップ画面
▲この画面の一番右下(画像赤丸部分)に注目してください。

Windows 7

Windows Vista

お分かりになったでしょうか、7の場合は何かありますね。これは「デスクトップ画面を表示する」というボタンで7にて初めて実装されました。これが有ったら7、無かったらそれ以外のOSであると考えてください。

VistaとXPを分ける

これで7とその他が分かれました。今度は逆にデスクトップ画面の一番左下を見てください。

Windows Vista

Windows XP

すぐに分かりますね。これはスタートメニューを表示するボタンなのですが、VistaとXPでは形が違います。スタートという文字が無く、アイコンのみとなっているのがVista以降のOSの特徴です。

XP以前のOSをご使用の方は、申し訳ありませんがこのサイトの情報ではお役に立てないことが多々あるかと思います。予めご了承ください。

この記事のまとめ

このサイトの情報はすべての方にとって最適なものではないことを理解して頂くためにOSの解説から始めました。このOSは今後の講座でも基本となるものですので、よく覚えておいてください。

  • OSの原理を簡単に理解する。
  • 自分が使用しているOSを知り、すぐに見分けられるようにする。

この後も講座は続いていきますが、焦らずゆっくりでいいのでパソコンという機械に慣れていってください。そうすれば、いつかはご自分で何でも弄ることができるでしょう。

スポンサーリンク

Track Back

Track Back URL

コメントする

非公開。必須ではありません。

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)

このページの上部へ

サイト内検索

広告

最近のコメント

Powered by Movable Type 6.3.2