第6回 デスクトップ画面と電源の切り方

前回の講座で一通りのセキュリティ対策を行いました。これでインターネットで様々なサイトへ行ってもそうそうウイルスなどには感染しないと思います(完全ではありませんが)。

なので今回はWindowsを扱うに当たって基本となるデスクトップ画面、電源の切り方と強制終了の操作等を解説します。様々な専門用語が出てきますが、今後必ず必要となる大事なところのひとつなのでしっかり覚えておいてください。


デスクトップ画面の各領域の解説

基本中の基本、デスクトップ画面に表示されている各要素や領域の解説をします。
デスクトップ画面とは、パソコンを起動して最初に表示される画面です。携帯電話でいうと待ち受け画面みたいなところです。この画面には基本的な情報や機能が集約されているのでしっかり覚えておきましょう。

※Windows vistaとwindows 7とでは多少表示の違いがあります(後述)。

デスクトップ画面

①ショートカットアイコン ソフトウェアやフォルダなどを直接起動したり開いたりすることができるアイコンのこと。
②タスクバー OSの機能をまとめた帯状の領域。スタートメニューやタスクボタン、通知領域などを表示する。また、基本的にこの領域は常に表示されている。
③スタートメニュー 各アプリケーションの起動やファイルの検索、Windowsのシャットダウンなどの操作を行うことができる。Windowsのシステムなどの設定をする際もここから入る場合が多い。
④クイック起動バー ここにソフトウェアを登録しておくと一度のクリックのみでソフトウェアを起動させることができる。クイックランチとも言う。
※初期状態のWindows7では表示されておらず、自分で作る必要がある。
⑤タスクボタン 現在開いているファイルやフォルダ、起動しているソフトウェアなどを表示するボタン。ここをクリックすることで一旦画面から待避させたり表示させたりすることができる。
⑥通知領域 メモリなどに常駐するソフトウェアを表示する。他に音量、電源管理プログラムや時刻、プログラムからユーザーに対する通知も表示する。
⑦言語バー 文字(言語)入力をサポートするプログラムを表示する。ここで日本語やローマ字入力などを変更できる。タスクバーと統合可能。標準は Microsoft IME。
⑧サイドバー ガジェットを表示する領域。ガジェットはインターネットからも入手可能。
Windows vistaとWindows 7の表示の違い

vistaと7のデスクトップ画面には多少の違いがあります。それは、タスクバーとサイドバーのふたつです。

デスクトップ画面(Windows7)

▲Windows 7ではクイック起動バーが無くなりました(設定すれば表示可)。また、タスクボタンの文字表示が無くなりアイコンのみとなりました。アイコンの大きさもかなり大きくなっています。
これは、最近増えだしたタッチパネル式のパソコンに対応して、指によるタッチをしやすくするためだそうです。また、クイック起動と似た機能である「ジャンプ リスト」という機能が追加されたからとも言われています。

もうひとつの違いは、サイドバーという枠組みを無くしガジェットのみの表示をしている点です。ガジェットをどこでも配置できる点では同じですが、ガジェットの拡大縮小はボタンによる操作に変わりました。

クイック起動バーをWindows 7でも利用したい

クイック起動バーをWindows 7でも利用したい方は、こちらの記事で表示方法を紹介しています。

ブログ内リンク:Windows7でクイック起動バーを復活させる方法

パソコンの電源を切る

今更と思う方もいるかもしれませんが、実は何気に行っている操作が正しい操作でなかったという人も結構な数います。パソコンの電源を切る正しい方法を覚えて、パソコンに余計な負荷をかけないようにしてください。

スタートメニューから切る

一番スタンダードな切り方です。スタートメニューを開いて一番右下の三角のボタンから「シャットダウン」をクリックすれば電源が切れます。(システムやサービスを終了することを専門用語で『シャットダウン』と言います。)
また、その左にあるボタンからは予め設定されている方法で電源を切る処理に入ります。

シャットダウン
▲Windows 7

シャットダウン
▲Windows vista

シャットダウンの他にもいくつかの項目があります。これらは以下のような処理を行います。

再起動 Windowsを一度シャットダウンした後、自動でWindowsが起動する。
休止状態 作業状況をすべてHDD(ハードディスクドライブ)に記録して電源を切る。待機電力はシャットダウンと同様にほとんどない。
スリープ 作業状況をメモリとHDDに記録して低電力状態にする。メモリは通電していないと情報を記録し続けられないので待機中も電気を使用する。起動中の消費量よりは少ない。
ロック Windowsをロック状態にする。解除するにはパスワードを入力する必要がある。
ログオフ 現在操作しているWindowsから接続を切ること。電源は切れず、ログインすることで元に戻る。
ユーザーの切り替え 複数のユーザーが登録されている場合、現在操作しているユーザーからの接続を切り、別のユーザーへ切り替える。
【参考】休止状態とスリープは違う

「休止状態」と「スリープ」を同じものと思っていた方も多いと思いますが、実は全然違うものです。

休止状態は、HDDというデータを記録するディスクに作業データをすべて記録した後にパソコンの電源を切ります。パソコンの電源ボタンを入れると、シャットダウンから起動するよりも早く起動し、なおかつ休止した作業状態から復帰できます。HDDはデータを記録したらその保持に電気を消費しません。なので待機電力はほとんど皆無です。

スリープは、HDDの他にメモリという場所にも作業データを記録します。メモリというのはデータを読み込むスピードがHDDと比べ桁違いに早いため、休止状態よりも早くWindowsを再開できます。ただし、メモリは通電し続けていないとデータを保持していられないので、多少の待機電力を必要とします。

まとめると、待機電力は『シャットダウン=休止状態<スリープ』、起動時間は『スリープ<休止状態<シャットダウン』です。

ちょっと席を外す場合はスリープ、長く起動する予定がなければ休止状態、という感じにしておけば一から起動するよりも早く起動しストレスも少なくなると思います。
ただし、スリープや休止状態を使用し続けていると不具合が出やすくなるようなので、一週間に一度は完全に電源を切る「シャットダウン」を選択してください。

電源ボタンから切る

「電源はやっぱ本体に付いている電源ボタンから切りたい」という方もいるかと思います。
しかし、電源ボタンを押した際の動作がやって欲しい動作ではないこともあります。なので、ここでは電源ボタンを押した時の動作を変えてみたいと思います。(今までの講座で行った操作は画像での解説を省きます)

「スタートメニュー」から「コントロールパネル」→「電源オプション」と選択していきます。そしたら、電源オプション画面左上の「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。

電源ボタンの動作の選択

▲すると、このようなウィンドが出てきたかと思います。ここの「電源ボタンを押したときの動作」を変更すれば、パソコン本体に付いている電源ボタンの動作が変更できます。(vista、7共通の操作です)

また、スリープ状態から復帰した際にパスワードを求めるか否かの設定もここで出来ます。

強制終了とは

パソコンを操作していると、ユーザーの操作を全く受け付けずに画面が固まってしまう『フリーズ』が起こる場合があります。Windowsがフリーズを起こした場合は、マウスポインタも動かない場合が多いのでマウスによる操作も出来ず、またキーボードからの操作も受け付けません。
この場合はWindowsのシステムからの応答を期待できないので、ユーザーは『強制終了』という手段を用いる必要があります。

Windowsの強制終了をするには、「電源ボタンの長押し」をしてください。2~3秒ほど電源ボタンを押すと強制的に電源が切れます。強制終了した後は、数分間そのままにしておいてから起動してください。すると「予期せぬシャットダウンがありました」という感じのメッセージが出て、「セーフモードで起動」するか「通常起動」するかの選択ができます。

セーフモードとは、Windowsを開始する為に必要な最低限の機能のみを起動して開始するモードのことです。余計な機能を起動させないので、なぜフリーズしたのか等パソコンに関する問題を解決するのに役立ちます。ですが、初心者がセーフモードで開始してもどこに問題があるのかを特定するのは難しいので、強制終了した後は「通常起動」で起動してください。それで問題がなければそのままパソコンを操作できます。

ソフトウェアがフリーズした場合

操作、あるいは何かしらの処理を実行していたソフトウェアがフリーズする場合もあります。単に処理が長引いて操作できなかったという場合もあるので数分待てば復帰することもあります。

しかし、いくら待っても復帰しない場合はやはり強制終了する必要があります。その場合、作業データは無くなります。フリーズしたソフトウェアのウィンドを何度かクリックするとウィンドが白くなり、強制終了するか選択できます。

また、『タスクマネージャー』を起動して、プロセスを停止する方法もあります。
タスクマネージャーを起動するには、タスクバーを右クリックして「タスクマネージャーの起動」を選択するか、キーボードで「Ctrl」+「Shift」+「Esc」の3つのキーを同時に押すと起動できます。私はキーボードからの起動を推奨します。

タスクマネージャー

▲タスクマネージャーの「アプリケーション」には、現在起動しているソフトウェアが表示されています。ここでフリーズしたソフトがあれば右クリックし「タスクの終了」を選択すると強制終了できます。また、ソフトの実行ファイル名などが分かっていたら、「プロセス」からも終了できます。

【注意】タスクマネージャーは無闇に弄らない

タスクマネージャーのプロセスには、Windowsを安定して起動するのに必要なプログラムも終了出来てしまいます。無闇に色々終了するとパソコンが不安定になってしまいますので注意してください。

タスクマネージャーは他にもCPUやメモリの使用率、ネットワーク使用率やサービスなどWindowsの基礎的な情報が閲覧、操作できる非常に便利なものなのでぜひ覚えておいてください。

追記:詳細なタスクマネージャーの使い方を記事にしました。以下のリンクからどうぞ。

ブログ内リンク:Windows タスクマネージャー

この記事のまとめ

この記事では、Windowsの基本となる「デスクトップ画面」と電源の切り方、強制終了について解説しました。

  • デスクトップ画面の各領域と要素の意味を理解する。
  • 正しい電源の切り方を覚え、起動や終了時に伴うストレスを少なくする。
  • 強制終了の正しいやり方を覚え、システムの負荷を軽減する。

パソコンを操作する際の基本となるもののひとつですのでしっかり覚えておいてください。

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