山善のL字デスク「PND-1600」を購入しました。
市販されているL字デスクの中でも大きい部類に入り、特に奥行きが左右どちらも60㎝あるのは以外にも少ないため、このデスクを検討されている方も多いかと思います。
特に「モニターアーム」や、ケーブルを背面に収納するための「ケーブル配線トレー」が設置できるのかどうか気になる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この記事では設置の仕方や使用感という話ではなく、支柱や補助パイプなどデスクの構造がどうなっているか、モニターアームなどが設置できるスペースがあるのかどうかを重点的に見ていきたいと思います。
山善 L字デスク「PND-1600」
今までは天板1枚の安いデスクを二枚並べてなんちゃってL字デスクにしていましたが、この度しっかりしたデスクを購入しました。
今回購入したデスクは「山善(やまぜん)」の「PND-1600」という商品です。
詳細な大きさは公式サイトを見ていただければと思いますが、「幅160cm」「奥行き60cm」「高さ76cm」「重量33kg」「天板の厚さ2cm」とのことです。
この奥行き「60cm」という広さを左右両面で持ったL字デスクが意外にも少なく(片方が小さい等)、多くはこれより小さいデスクでした。他にも候補はありましたが、値段的にも手頃なこの商品を選びました。
電源スポットの位置
ここからはスペック表にも書かれていない細かい寸法を確認していきます。
このデスクには2箇所に電源スポットがあります。
このスポットはデスクの端から9cmほど離れています。もう一方の電源スポットはL字の角部分からの長さとなりますが、接合部分からの距離は同様に9cmほど離れていますので、こちらは公式の寸法表から計算できます。
電源スポットは移動できませんので、この位置に何か物を置く予定がある場合は注意してください。
L字に曲がっている部分の背面
モニターアームを利用している方は、どれだけのスペースが背面にあるのか気になるかと思います。
一番の候補はL字に曲がっている直角部分で、ここの背面にはパイプが通っていないため、それなりの大きさのモニターアームもクランプ式で設置できるかと思います。
角の部分から直角に下がって20cm、奥から直線で23cmほどの長さです。
モニターアーム設置例
私が利用しているモニターアームは「エルゴトロン製」「LX デスクマウント シリーズ」で、「品番: 45-295-026」のものです。
製品重量は4.4kg、9.1kgまでのモニターを設置できる比較的大型な方のモニターアームですが、この部分であれば難なく設置できます。天板の厚さも2cmとあり、もっと大きなモニターアームでも大丈夫そうです。
天板の端からパイプまでの距離
中央部分に柱がないフルオープンデザインでありながら、耐荷重60kgもある頑丈なデスクです。
このため、背面にはパイプによる補助が多くあるのですが、モニターアームを角部分以外で利用しようとしますと、このパイプが邪魔になります。
デスクの長辺部分の端からパイプまでの長さは「2cm」ほどしかなく、この部分ではモニターアームを設置するのは難しいでしょう。
デスクの端部分ならばモニターアームもいけそう
ただ、デスクの端(短辺部分)は少しパイプまでの距離があり「6cm」ほどあります。ここならばギリギリモニターアームを設置できるかもしれません。
私が使用しているモニターアームも、ちょっとはみ出ますがモニターを支えるだけの面積はクランプで確保できそうです。
ケーブル配線トレーは設置できるか
私は4つのモニターを設置していますので、とにかく背面の配線が煩雑になります。
そこで、背面のケーブル類を収納すべく配線トレーを設置しようと考えて、「サンワサプライ」の「CB-CT3BK」というスチールワイヤータイプのトレーを購入しました。
このトレーもクランプ固定式ですが、先ほどのモニターアームほどの広さは必要としていませんので、これも少しはみ出ますがデスクの長辺部分(2cmしかないところ)でも設置はできました。重すぎるものを置かなければ、まあ大丈夫でしょう。
背面のクロスバーが盲点だった
ただ、ひとつ盲点だったところがありました。
デスクの強度を高めるために、背面には2本のクロスバーが入っているのですが、これと配線トレーがもろに干渉しました。「CB-CT3BK」は特に長い商品だったのでなおさら邪魔です。
手っ取り早い解決法として、このクロスバーは設置しないという方法がありますが、私はモニターを4つも設置している上、そのひとつは「EIZO ColorEdge CS2740」という総重量約10kgもある重いモニターであるため、安定性のために残しておきたいところ。
試行錯誤した結果、トレーのワイヤーの間にクロスバーを通せばギリギリ設置できることが分かりましたので、この方法を採用。
角度的に左右同時にはクロスバーが入らず、何とか端に寄せることで一方は通し、もう一方は通さずそのままです。このトレーがもう数cm長かったら設置できなかったでしょう。
このクロスバーは完全に失念していたため、もしケーブルトレーの設置まで検討されている場合は、特に注意して製品を選んでください。
まとめ
以上、山善のL字デスク「PND-1600」のレビューでした。
設置の方法や使用感などのレビューは他のブログ記事にもありますので、この記事では「モニターアーム」や「ケーブル配線トレー」が設置できるのかどうか、公式の寸法表にはない細かなところを調べてみました。
私が利用しているモニターアームは問題なく設置でき、また少しトラブルはありましたが何とかケーブル配線トレーも設置できケーブル類も綺麗にまとめられました。
頑丈に作られておりグラつきもなく安定しています。広さも申し分なく、私は大変満足しています。
ただ、ひとつ欠点として、この商品の総重量は「33kg」もあり、めちゃくちゃ重いです。一人で全部を一気に持ち運ぶのは困難で怪我のリスクがあります。一人暮らしなどで人の手が借りられない場合は、玄関などで一旦開封した後、部品ごと運搬した方がよいでしょう。
あとは設置場所の広さを確保できれば、おすすめできるL字デスクかと思います。
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